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ようこそ、ゲスト様

中島かおり道 -私はこうして私になった-

「美白の女神(ミューズ)」「美白大臣」「TV通販の女王」と呼ばれる中島香里。
しかし、香里が香里になるまでに波乱万丈のドラマがあった――!
怒濤の半生を全24回でお届けします!

第十四章 
美と幸せの女神(ミューズ)~真実の中島香里~

「中島社長!いったいどうなっているんですか。
たったの1時間……1時間で売上がもう1億円ですよ!?」
通販番組終了後、香里に状況を伝える番組スタッフの声はふるえていたという。

テレビ通販番組に出演する上で香里にはひとつの目標があった。

──1時間で1億円を売り上げる。

その目標をこの日ついに達成したのだ。
この瞬間が名実ともに「美白の女神(ミューズ)誕生」の瞬間であったと当時のスタッフや関係者は語っている。

『美白の女神(ミューズ)誕生』 中島かおり道  第十三章

これが香里の幸福なお嬢さま時代から「美白の女神(ミューズ)」と称えられるまでに至る「中島香里物語」である。

しかし香里の物語はまだまだ終わらない──!!

まるで白鳥!? 「美白の女神(ミューズ)」の真実

「美白の女神(ミューズ)」となった香里は、さらなる高みを目指し、通販番組はもちろん、メディアにも積極的に登場する。

年々会社も大きくなるにつれて、香里自身のスケジュールも、また過密を極めてゆき、
気が付けば通販番組に出演して今年(平成25年)で15周年の記念日を迎えた。

香里の凄さはここにも!!
この15年の間、通販の出演を1度も休んだことがないのだ!

今でも丸一日、通販番組に出ていることもある。
数日続けて出ることもある。
撮影場所から駆けつけることもある。

…だが、体調不良でも休むことなく、過密スケジュールでも笑顔を振りまき明るい笑顔で番組に臨む。

華やかなイメージとは真逆の、とてつもないこのプロ根性のストーリーを聞いた時には驚愕を覚えた。

──まさに、白鳥。
優雅な見た目のその水面下にとてつもないプロ根性が隠されているのだ。

座右の銘である
「継続は力なり!」
まさにこの言葉を香里自身で体現しているのだと改めて驚かされたエピソードだ。

香里の進化は決して止まることがない。
これからも「かおり道」はまだまだ続いていく。

「15周年とは言わず、20年、30年と一ファンとして中島香里の軌跡を見続けて行きたい」
連載を続けるうちに、そんな使命感を感じずにはいられなかった。

つまり、中島香里とは何者だったのか

「つるりんこん!」
「私が証明です!」

妙に耳に残るフレーズにハッとして思わず見てしまったテレビの中にいた、ハッピーオーラ全開の華やかな女性──これが私と中島香里の出会いだった。

「中島香里って、いったい何者なの?」

そんな疑問に導かれるように始まった「中島かおり道~私はこうして私になった~」も、そろそろひと区切りを迎えることとなった。
連載当初はあまりにキラキラとした姿から、苦労知らずのセレブタレントなのだと思っていた。けれど中島香里を知る人々に取材を続けるうちに、私は華麗なほほえみの裏にある努力や苦労を知ることになる。

つまり、中島香里とは何者だったのか

主婦として、社長として、美容家として、3つの顔を持つ香里らしく、ある人は数々の型破りなビジネスの「伝説」を、ある人は類い稀な「美のセンスとカリスマ性」を、またある人は思いがけない苦労人の「物語」を、そしてある人はチャーミングで親しみやすい人柄を語ってくれた。

私が驚いたのはエピソードを語る会社の社員や仕事先の人、お客さま、そして身近な場所にいる家族や友人に、香里への尊敬、友情、愛が満ちていたということ!
化粧品会社のカリスマ女社長という経歴が人を惹きつけているのではない。
今回取材をした人々はみんな、素の香里自身の大ファンなのだ。
中島香里はなぜこれほど人の心を惹きつけるのだろうか……?

その答を探るために、香里の友人、そして香里を支え苦労をともにしてきた夫のメッセージを紹介しよう。

「真実の中島香里」へ、3つのメッセージ

いつまでも輝き続ける憧れの存在
◎友人

「初めはお客さまと担当店員という関係でしたね。
私は今でも、中島さんが最初にいらしたとき、店全体がバーッと華やかになったことが忘れられません。
それから5年。今では、私が見立てた服を、一緒に楽しく選んでいただくまでに。
その後、何度もお食事、お会いしているにもかかわらず、その美しい姿とオーラにいつもドキドキしてしまいます。
私は、一友人であり、中島さんの大ファンでもあるんですよ。
これからもますます美しい女性でいてくださいね」

香里と友だちでいられること、とても幸せに思っています
◎友人

「香里とは、大学生のときからもう40年のつきあい。
学生時代はフリルのついた服で、おっとりとした典型的なお嬢様。今は、有名起業家として大活躍。
一見大きく変化したようだけど、私は香里は昔からリーダーシップがある人だと思っていました。
だから、その能力がきれいに開花したこと、友人としてすごくうれしく思っています。
とても忙しいと思うけれど、たまには仕事を忘れて遊びましょう。
そうそう香里に教えてもらった「ブリの煮付け」。しっかり我が娘に伝授させてもらいました。
最後に香里と友だちでいられること、とても幸せに思っています」

良妻賢母な君にいつも感謝しています
◎夫・中島克己より

「夫婦として連れ添って30年。一番近くでその頑張りを見続けてきました。
君は、仕事も家事も手を抜かず、苦境でも弱音など吐かない。的確な判断力と決断力で、有言実行していく強い人です。
そして、家では料理が得意で家事も完璧にこなし、さらに7年間実母の介護までこなしたことを、私は知っています。
そんな君とともに歩んでいける僕は幸せ者です。いつまでも元気で、一緒に連れ添っていきましょう」

香里には人づきあいをしていく中で心して貫いている鉄則がある。
それは相手の社会的地位や利害関係で態度を変えないこと。
取引先の社長からこのようなことを言われたことがあるという。

「中島社長はテレビで見たまんまだね。ファンになっちゃった」

「美白の女神(ミューズ)」「美白大臣」と呼ばれるようになっても、仕事でもプライベートでも変わることなく誠実に対応する香里のスタンスが、いつの間にか周囲の人を「香里ファン」にしているのだ。

美しさ、愛、強さ、やさしさ、思いやり……
周りの人々を笑顔にしてしまうオーラを発して、人々を巻き込みながら前進していく中島香里。
香里はまさに「美と幸せの女神(ミューズ)」なのだ。

「美白の女神(ミューズ)」~自分自身への挑戦~

最後に香里からのメッセージを紹介しよう。

「たくさんの女性から、「美白の女神(ミューズ)」と呼んでいただけること、とても光栄に感じています。
素肌美のための日々の努力は惜しみませんが、残念ながら、まだ老化は止められません。
だからこそ、どうしたら「年齢不詳な肌」を生み出せるのか、商品開発へのやる気と意欲が湧いてくるんですけどね(笑)。

私はどんなときでも「肌」さえ美しく保っていれば、女性はなんとかなる、前向きに頑張れると信じています。
だから、これからも頑張る女性のために、その力になれるような化粧品を生み出し続けていきたいと思っています。

主婦・妻としての夢もあります。
恥ずかしいのですが、「夫と二人で世界クルーズ旅行をすること」!
日々の忙しさに追われ、のんびりとした旅とは無縁でしたので、夫と二人でゆっくりと船の旅に行きたいですね。
海上に出てしまったら、仕事も追ってくることはなさそうですし。
私はいまも外食も旅行も、ほとんどすべて夫と一緒です。

私たちはもしかしたら、世界でいちばん一緒にいる時間が長い夫婦かもしれません。

『かおりの叶えたい夢』 中島かおり道  第十四章

もっともそれは、まだ先のお話。
いまは、もっといい化粧品を作って、多くの女性の笑顔と自信を育てること。
そして「私が証明です!」と身をもって提示できる自分であることが目標です。

「美白の女神(ミューズ)」でいつづける──これは自分自身への挑戦なのです」

まだまだ終わらない! 中島かおり道!

自分自身の力で運命を切り開いてきた中島香里の「かおり道」はまだまだ続く。
美しくなりたいと願う女性たちがいる限り。

それにしても香里の強さ、しなやかさの秘密はなんなのだろうか?
次回は香里の謎に迫るため読者のみなさまの質問に香里本人が応える特別インタビューをお届けします。
はたして「香里らしさ」の秘密とは!?

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