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- 中島かおり道 第四章 《ズタボロの香里を救った名言とは?》
「美白の女神(ミューズ)」「美白大臣」「TV通販の女王」と呼ばれ、第一線で活躍し続ける中島香里。
『中島かおり道Vol.1』では、彼女の波乱万丈の半生にスポットライトをあててご紹介してきました。
これからお届けする『かおり道Vol.2』では、香里の"今"と"これから"に焦点をあて、
彼女の人となりをご紹介してまいります!
爆発的大ヒットを記録した、『オールインワンジュエリー』。
ありったけの情熱を込めて開発に臨み、自らが広告塔となって魂からの言葉で宣伝する香里の姿勢があってこそ、この快挙は成し遂げられた。
どうして香里は、こんなにも真摯に、愚直に、商品やお客様と向き合うのか。
その理由は、“消しがたい香里の過去”に隠されていた―。
左団扇で生活するのが女のシ・ア・ワ・セ♪
裕福な家庭で何不自由なく育てられた「ザ・御嬢様」、香里。
香里はもとより、彼女の周りの同じく裕福な女性たちには、ある共通の認識がある。
それは、「甲斐性のある男性と結婚をし、左団扇で生活すること」。
これが“夢”などではなく“当たり前”という考えのなかで、彼女は育った。
大学卒業後も、一度として働いた経験はなく、結婚して化粧品会社の社長夫人となった後も、家庭を守る専業主婦に徹した。
働く気なんて、さらさらなかったのだ。そう、あのときまでは―。
「君は会社を経営するために生まれてきた人間だ!」(by夫)
順風満帆の人生を送っていたある日のこと。香里は、夫からこんなことを告げられる。
「実はうちの会社、相当危ないんだ…」
このあたりの事情についてはぜひ、『かおり道Vol.1』を読んでほしい。
とにかく香里にとっては、晴天の霹靂! 寝耳に水!
途方にくれ、布団をかぶって号泣するだけの日々。ある日、夫は香里に言う。
「君には、人を惹きつけるオーラがある。人を魅了する才能がある。会社のトップに君臨し、
会社を一から、マイナスから立て直して、盛り上げていってくれないか」―。
愛する夫が窮地に立たされている! 妻は夫を支えるのが役目!
経営の「け」の字もわからず、そもそも仕事すらしたことがない香里だったが、夫への想いから、
「できることなら、なんでもやります!」と高らかに宣言したのだった。
当時を振り返って香里は言う。
「あの頃は私も、ピュアだったのよ~(遠い目)」
香里の前世は女ったらし!?
夫の会社に起こった出来事は「業界では初めて」と言われるほどの大事件。
化粧品を作ってくれていた製造元が、社員や販売代理店を根こそぎ引き抜いて、独立してしまったのだ。
そこで、商品の供給が絶たれたため、売るための化粧品をイチから開発すると同時に、
販売代理店の組織づくりのため全国行脚しなければならなかった。
「ヌクヌク暮らしていた社長夫人に、いったい何ができるの?」
「裕福なおうちの娘さんが、わけのわからない商売を始めたみたい」…。
そんな言葉を容赦なく浴びせられ、好奇の目にさらされながら、香里は来る日も来る日も、
販売代理店や候補となる女性たちに向かって商品の説明を続ける日々が続いた。
当時、香里はこんなふうに思っていた。
「私の前世はきっと、生粋の女ったらしだったんじゃないかしら。
前世でずいぶん女性を泣かせてきたに違いないわ。
だから今、女性を前に矢面にたたされるようなことになっているのかも…」
尊敬するメンターの一言が、香里を救う!?
プライドはズタボロ、でも、社員を食べさせるためにやらなきゃならない!
心に鎧をまとい、香里は、ビジネスの社会で戦っていた。
会社の経営も危機を脱し、ようやく右肩上がりになってきた頃、テレビ通販番組『ショップチャンネル』から出演のオファーが届く。
信用していた人たちから裏切られ、懐疑の目にさらされながら戦っていた香里は、「人に嫌われること」を必要以上に恐れていた。
そして、『ショップチャンネル』では当初、その恐れを隠しながら、満面の笑顔で商品をアピールしていた。
あるとき、仕事におけるメンター(助言者)として慕う、「通販業界のドン」とも言うべき方から、香里はこんな言葉を告げられる
「なぜ全員からよく思われたいの? 世の中の半分は敵だよ」
ハッとする香里。
憑き物が落ちたように、目から鱗が落ちるように、目の前がパーッと明るくなったのだそう。
自分にもお客様にも決して嘘をつかず、自分がよいと思ったものを、自分の言葉で伝える。それで半分の人から怪しまれ、懐疑の目で見られても、あとの半分の人は私を信じ、商品のよさをわかってくれるはずだから―。
この瞬間から、香里の快進撃が始まった。
私は嘘をつきません!
「私はファンデを開発していますが、自分は使わないの」
「社員を食べさせていくために、私は働かなきゃならないんです!」
「通販はうさんくさい? そのとおり、うさんくさいですよね」
これらはすべて、香里が実際にテレビで発言した言葉だ。
ドンの助言が香里を堂々とさせ、言葉に重みをもたせた。
今、商品のファンはもちろん、香里自身のファンだというお客様も大勢いる。
お客様の気持ちに真摯に寄り添い、ありったけの情熱で商品を開発し、嘘をつかずに宣伝する。
苦難の日々を経て確立された、この「香里スタイル」とも言うべき手法により、
『オールインワンジュエリー』は発売以来、リピーターの絶えない大人気商品となったのだ。
それから1年―。
『オールインワンジュエリー』は今年、さらなる進化を遂げてリニューアル!
香里をして「これ以上のものは作れない!」とまで言わしめた商品の、さらに上をいく商品づくりの鍵となったのは、香里の腐れ縁?とも言うべきある人物がもたらした、スゴイ成分だった。
次回、その成分(と、その人物)の正体が明らかに―。
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